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마태복음 15장 Japanese Raguet-yaku ラゲ訳「我主イエズスキリストの新約聖書」(1910年版)

Japanese Raguet-yaku ラゲ訳「我主イエズスキリストの新約聖書」(1910年版) · 일본어 · 마태복음 (Matthew) · 39절

  1. 1 時に、エルザレムより律法學士とファリザイ人と來り、イエズスに近づきて云ひけるは、
  2. 2 汝の弟子等は何故に古人の傳を犯すぞ。蓋麪を食する時に手を洗はざるなり、と。
  3. 3 答へて曰ひけるは、汝等も亦己が傳の為に神の掟を犯すは何ぞや、蓋神曰く、
  4. 4 「父母を敬へ。又父或は母を詛ふ人は殺さるべし」と。
  5. 5 然るに汝等は云ふ、誰にても父或は母に向ひて、我献物は皆汝の為ならんとだに云へば、
  6. 6 其父或は母を敬はずして可なりと、斯て汝等は己が傳の為に神の掟を空しくせり。
  7. 7 僞善者よ、イザヤは汝等に就きて能く預言して、
  8. 8 云らく「此人民は唇に我を敬へども、其心は我に遠ざかり、
  9. 9 人の訓戒を教へて徒に我を尊ぶなり」と。
  10. 10 イエズス群衆を召集めて曰ひけるは、
  11. 11 汝等聞きて暁れ、
  12. 12 口に入る物人を汚すに非ず、口より出づる者こそ人を汚すなれ、と。其時弟子等近づきて云ひけるは、ファリザイ人が此言を聞きて躓けるを知り給ふか。
  13. 13 イエズス答へて曰ひけるは、総て我天父の植ゑ給はざる植物は抜かるべし、
  14. 14 汝等彼人々を措け、彼等は瞽者にして瞽者の手引なり、瞽者若瞽者を手引せば二人とも坑に陥るべし、と。
  15. 15 ペトロ是に答へて、此喩を我等に釈き給へ、と云ひしかば、
  16. 16 イエズス曰ひけるは、汝等猶智恵なき者なるか、
  17. 17 総て口に入る物は腹に至りて厠に落つと暁らざるか、
  18. 18 然れど口より出づる物は、心より出でて人を汚すなり、
  19. 19 即ち惡念人殺姦淫私通偸盗僞證冒涜は心より出づ、
  20. 20 是等こそ人を汚すものなれ、然れど手を洗はずして食する事は人を汚さざるなり、と。
  21. 21 イエズス此處を去りて、チロとシドンとの地方に避け給ひしに、
  22. 22 折しもカナアンの或婦其地方より出で、叫びて、主よ、ダヴィドの子よ、我を憫み給へ、我が女甚く惡魔に苦しめらる、と云へるに、
  23. 23 イエズス一言も答へ給はざれば、弟子等近づきて、彼婦我等の後に叫ぶ、彼を去らしめ給へ、と請へども、
  24. 24 イエズス答へて、我は唯イスラエルの家の迷へる羊に遣はされしのみ、と曰へり。
  25. 25 然るに婦來り禮拝して、主よ、我を助け給へ、と云ひしに、
  26. 26 答へて、子等の麪を取りて犬に投與ふるは可からず、と曰ひしかば、
  27. 27 婦云ひけるは、主よ、然り、然れども子犬も其主人の食卓より落つる屑を食ふなり、と。
  28. 28 イエズス遂に彼に答へて、嗚呼婦よ、大なる哉汝の信仰、望める儘に汝に成れと、曰ひければ、其女即時に痊えたり。
  29. 29 イエズス此處を過ぎて、ガリレアの湖辺に至り、山に登りて坐し給ひければ、
  30. 30 夥しき群衆あり、唖者瞽者跛者不具者其外多くの者を携へて彼に近づき、其足下に放置きしに、イエズス是等を醫し給へり。
  31. 31 然れば群衆は唖者の言ひ、跛者の歩み、瞽者の見ゆるを見て感嘆し、光榮をイスラエルの神に歸し奉れり。
  32. 32 時にイエズス、弟子等を召集めて曰ひけるは、我[此]群衆を憐む、蓋忍びて我と共に居る事既に三日にして食すべき物なし、我之を空腹にして去らしむるを好まず、恐らくは途にて倒れん、と。
  33. 33 弟子等云ひけるは、然りとて此荒野にて、斯程の群衆を飽かすべき麪を、我等何處よりか求め得ん。
  34. 34 イエズス曰ひけるは、汝等幾個の麪をか有てる、と。答へて、七と少しの小魚とあり、と云ひしかば、
  35. 35 イエズス命じて群衆を地に坐らせ、
  36. 36 七の麪と其魚とを取り、謝して擘き、弟子等に與へ給ひ、弟子等之を人民に與へ、
  37. 37 皆食して飽足れり。殘の屑を拾ひて七の筐に満ちしが
  38. 38 食せし者は、婦女と幼童とを除きて四千人なりき。
  39. 39 イエズス群衆を去らしめ、小舟に乗りてマゲダンの地方に至り給へり。

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