누가복음 17장 Japanese Raguet-yaku ラゲ訳「我主イエズスキリストの新約聖書」(1910年版)
Japanese Raguet-yaku ラゲ訳「我主イエズスキリストの新約聖書」(1910年版) · 일본어 · 누가복음 (Luke) · 37절
- 1 イエズス弟子等に曰ひけるは、躓きは來らざるを得ず、然れど之を來す人は禍なる哉、
- 2 石磨を頚に懸けられて海に投入れらるるは、此小き者の一人を躓かするよりは、寧彼に取りて優れり。
- 3 汝等自ら注意せよ。若汝の兄弟汝に罪を犯さば之を諌めよ、而して若改心せば之を宥せ、
- 4 一日に七度汝に罪を犯して、一日に七度改心すと云ひつつ汝に立ち返らば之を宥せ、と。
- 5 使徒等、願くは我等の信仰を増し給へ、と主に云ひしかば、
- 6 主曰ひけるは、汝等若芥一粒程の信仰だにあらば、此桑の樹に向ひて、抜けて海に移り樹て、と云はんに、必ず汝等に順はん。
- 7 汝等の中誰か、僕の耕し或は牧して畑より還れる時、之に向ひて、直に往きて食せよ、と云ふ者あらんや。
- 8 却て我夕餉を支度し、我が飲食する中、帯して我に給仕せよ、さて後に汝飲食すべしと言ふに非ずや。
- 9 命ぜし事を為したればとて、主人は彼僕に感謝するか、
- 10 我思ふに然らず。斯の如く、汝等も命ぜられし事を悉く為したらん時、我等は無益の僕なり、為すべき事を為したる耳と言へ、と。
- 11 イエズスエルザレムへ赴き給ふとて、サマリアとガリレアとの中程を通り給ひしが、
- 12 或村に入り給ふ時、十人の癩病者之を迎へて、遥に立止り、
- 13 聲を揚げて云ひけるは、師イエズスよ、我等を憫み給へ、と。
- 14 イエズス之を見給ふや、汝等往きて己を司祭等に見せよ、と曰ひしかば、彼等往く程に、途中にて潔くなれり。
- 15 其中の一人己の潔くなりたるを見るや、聲高く神に光榮を歸しつつ還來り、
- 16 イエズスの足下に平伏して感謝せしが、是サマリア人なりき。
- 17 イエズス答へて曰ひけるは、潔くなりし者は十人に非ずや、其九人は何處にか居る、
- 18 此異邦人の外は、立還りて神に光榮を歸し奉れる者見えざるなり、と。
- 19 即ち之に曰ひけるは、立ちて往け、蓋汝の信仰汝を救へり、と。
- 20 神の國は何時來るべきかと、ファリザイ人に問はれし時、イエズス答へて曰ひけるは、神の國は目に見えて來るものに非ず、
- 21 又、看よ、此處に在り彼處にありと云ふべきにも非ず、神の國は即ち汝等の中に在ればなり、と。
- 22 又弟子等に曰ひけるは、汝等が人の子の一日を見んと欲する日來らん、然れど之を見ざるべし。
- 23 又人は、看よ此處に在り彼處に在り、と云はんも、往くこと勿れ、從ふこと勿れ、
- 24 其は電光の閃きて空の極より極に光る如く、人の子も其日に當りて然あるべければなり。
- 25 然れど豫め多くの苦を受け、且此時代の人に棄てられざるべからず。
- 26 ノエの日に起りし如く、人の子の日にも亦然あらん、
- 27 即ちノエが方舟に入る日まで、人々飲食し、妻を娶り、娶せられ居りしが、洪水來りて悉く彼等を亡ぼせり。
- 28 又ロトの日に起りし如くならん、即ち人々飲食し、売買し、植ゑ、建てなど為し居りしが、
- 29 ロトがソドマより出でし日には、天より火と硫黄と降りて、彼等を悉く亡ぼせり。
- 30 人の子の現るべき日にも亦斯の如くなるべし。
- 31 其時人屋根に居りて器具家の内に在らば、之を取らんとて下るべからず、畑に居る人も亦同じく歸るべからず。
- 32 ロトの妻の事を憶へ。
- 33 総て己が生命を救はんと欲する人は之を失ひ、失はん人は之を保たん。
- 34 我汝等に告ぐ、彼夜には二人一個の寝牀に居らんに、一人は取られ一人は遺されん、
- 35 二人の婦共に磨挽き居らんに、一人は取られ一人は遺されん、二人の男畑に居らんに、一人は取られ一人は遺されん、と。
- 36 弟子等答へて、主よ、何處ぞ、と云ひしかば、
- 37 何處にもあれ、屍の在らん處に鷲も亦集るべし、と曰へり。
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