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요한복음 18장 明治元訳「舊約聖書」(1953年版) 大正改訳「新約聖書

明治元訳「舊約聖書」(1953年版) 大正改訳「新約聖書 · 일본어 · 요한복음 (John) · 40절

  1. 1 此 等のことを言ひ終へて、イエス弟子たちと偕にケデロンの小川の彼方に出でたまふ。彼処に園あり、イエス弟子たちとともども入り給ふ。
  2. 2 ここは弟子たちと屡々あつまり給ふ處なれば、イエスを賣るユダもこの處を知れり。
  3. 3 かくてユダは一組の兵隊と祭司長・パリサイ人 等よりの下役どもとを受けて、炬火・燈火・武器を携へて此處にきたる。
  4. 4 イエス己に臨まんとする事をことごとく知り、進みいでて彼らに言ひたまふ『誰を尋ぬるか』
  5. 5 答ふ『ナザレのイエスを』イエス言ひたまふ『我はそれなり』イエスを賣るユダも彼らと共に立てり。
  6. 6 『我はそれなり』と言ひ給ひし時、かれら後退して地に倒れたり。
  7. 7 ここに再び『たれを尋ぬるか』と問ひ給へば『ナザレのイエスを』と言ふ。
  8. 8 イエス答へ給ふ『われは夫なりと既に告げたり、我を尋ぬるならば此の人々の去るを容せ』
  9. 9 これさきに『なんぢの我に賜ひし者の中より、われ一人をも失はず』と言ひ給ひし言の成就せん爲なり。
  10. 10 シモン・ペテロ劍をもちたるが、之を拔き大 祭司の僕を撃ちて、その右の耳を斬り落す、僕の名はマルコスと云ふ。
  11. 11 イエス、ペテロに言ひたまふ『劍を鞘に收めよ、父の我に賜ひたる酒杯は、われ飮まざらんや』
  12. 12 ここにかの兵隊・千卒長・ユダヤ人の下役ども、イエスを捕へて縛り、
  13. 13 先づアンナスの許に曳き往く、アンナスはその年の大 祭司なるカヤパの舅なり。
  14. 14 カヤパはさきにユダヤ人に、一人、民のために死ぬるは益なる事を勸めし者なり。
  15. 15 シモン・ペテロ及び他の一人の弟子、イエスに從ふ。この弟子は大 祭司に知られたる者なれば、イエスと共に大 祭司の庭に入りしが、
  16. 16 ペテロは門の外に立てり。ここに大 祭司に知られたる彼の弟子いでて、門を守る女に物 言ひてペテロを連れ入れしに、
  17. 17 門を守る婢女、ペテロに言ふ『なんぢも彼の人の弟子の一人なるか』かれ言ふ『然らず』
  18. 18 時 寒くして僕・下役ども炭火を熾し、その傍らに立ちて煖まり居りしに、ペテロも共に立ちて煖まりゐたり。
  19. 19 ここに大 祭司、イエスにその弟子とその教とにつきて問ひたれば、
  20. 20 イエス答へ給ふ『われ公然に世に語れり、凡てのユダヤ人の相 集ふ會堂と宮とにて常に教へ、密には何をも語りし事なし。
  21. 21 何ゆゑ我に問ふか、我が語れることは聽きたる人々に問へ。視よ、彼らは我が言ひしことを知るなり』
  22. 22 かく言ひ給ふとき、傍らに立つ下役の一人、手掌にてイエスを打ちて言ふ『かくも大 祭司に答ふるか』
  23. 23 イエス答へ給ふ『わが語りし言もし惡しくば、その惡しき故を證せよ。善くば何とて打つぞ』
  24. 24 ここにアンナス、イエスを縛りたるままにて、大 祭司カヤパの許に送れり。
  25. 25 シモン・ペテロ立ちて煖まり居たるに、人々いふ『なんぢも彼が弟子の一人なるか』否みて言ふ『然らず』
  26. 26 大 祭司の僕の一人にて、ペテロに耳を斬り落されし者の親族なるが言ふ『われ汝が園にて彼と偕なるを見しならずや』
  27. 27 ペテロまた否む折しも鷄 鳴きぬ。
  28. 28 かくて人々イエスをカヤパの許より官邸にひきゆく、時は夜明なり。彼ら過越の食をなさんために、汚穢を受けじとて己らは官邸に入らず。
  29. 29 ここにピラト彼らの前に出でゆきて言ふ『この人に對して如何なる訴訟をなすか』
  30. 30 答へて言ふ『もし惡をなしたる者ならずば汝に付さじ』
  31. 31 ピラト言ふ『なんぢら彼を引取り、おのが律法に循ひて審け』ユダヤ人いふ『我らに人を殺す權威なし』
  32. 32 これイエス、己が如何なる死にて死ぬるかを示して、言ひ給ひし御言の成就せん爲なり。
  33. 33 ここにピラトまた官邸に入り、イエスを呼び出して言ふ『なんぢはユダヤ人の王なるか』
  34. 34 イエス答へ給ふ『これは汝おのれより言ふか、將わが事を人の汝に告げたるか』
  35. 35 ピラト答ふ『我はユダヤ人ならんや、汝の國人・祭司長ら汝を我に付したり、汝なにを爲ししぞ』
  36. 36 イエス答へ給ふ『わが國はこの世のものならず、若し我が國この世のものならば、我が僕ら我をユダヤ人に付さじと戰ひしならん。然れど我が國は此の世よりのものならず』
  37. 37 ここにピラト言ふ『されば汝は王なるか』イエス答へ給ふ『われの王たることは汝の言へるごとし。我は之がために生れ、之がために世に來れり、即ち眞理につきて證せん爲なり。凡て眞理に屬する者は我が聲をきく』
  38. 38 ピラト言ふ『眞理とは何ぞ』かく言ひて再びユダヤ人の前に出でて言ふ『我この人に何の罪あるをも見ず。
  39. 39 過越のとき我なんぢらに一人の囚人を赦す例あり、されば汝らユダヤ人の王をわが赦さんことを望むか』
  40. 40 彼らまた叫びて『この人ならず、バラバを』と言ふ、バラバは強盜なり。

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