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누가복음 16장 明治元訳「舊約聖書」(1953年版) 大正改訳「新約聖書

明治元訳「舊約聖書」(1953年版) 大正改訳「新約聖書 · 일본어 · 누가복음 (Luke) · 31절

  1. 1 イエスまた弟子たちに言ひ給ふ『或 富める人に一人の支配人あり、主人の所有を費しをりと訴へられたれば、
  2. 2 主人かれを呼びて言ふ「わが汝につきて聞く所は、これ何事ぞ、務の報告をいだせ、汝こののち支配人たるを得じ」
  3. 3 支配人 心のうちに言ふ「如何にせん、主人わが職を奪ふ。われ土 掘るには力なく、物 乞ふは恥かし。
  4. 4 我なすべき事こそ知りたれ、斯く爲ば職を罷めらるるとき、人々その家に我を迎ふるならん」とて、
  5. 5 主人の負債者を一人 一人 呼びよせて、初の者に言ふ「なんぢ我が主人より負ふところ何 程あるか」
  6. 6 答へて言ふ「油、百 樽」支配人いふ「なんぢの證書をとり、早く坐して五 十と書け」
  7. 7 又ほかの者に言ふ「負ふところ何 程あるか」答へて言ふ「麥、百 石」支配人いふ「なんぢの證書をとりて八 十と書け」
  8. 8 ここに主人、不義なる支配人の爲しし事の巧なるによりて、彼を譽めたり。この世の子らは、己が時代の事には光の子らよりも巧なり。
  9. 9 われ汝らに告ぐ、不義の富をもて、己がために友をつくれ。さらば富の失する時、その友なんぢらを永遠の住居に迎へん。
  10. 10 小事に忠なる者は大事にも忠なり。小事に不 忠なる者は大事にも不 忠なり。
  11. 11 さらば汝 等もし不義の富に忠ならずば、誰か眞の富を汝らに任すべき。
  12. 12 また汝 等もし人のものに忠ならずば、誰か汝 等のものを汝らに與ふべき。
  13. 13 僕は二人の主に兼ね事ふること能はず、或は之を憎み彼を愛し、或は之に親しみ彼を輕しむべければなり。汝ら神と富とに兼ね事ふること能はず』
  14. 14 ここに慾 深きパリサイ人ら、この凡ての事を聞きてイエスを嘲笑ふ。
  15. 15 イエス彼らに言ひ給ふ『なんぢらは人のまへに己を義とする者なり。されど神は汝らの心を知りたまふ。人のなかに尊ばるる者は、神のまへに憎まるる者なり。
  16. 16 律法と預言者とはヨハネまでなり、その時より神の國は宣傳へられ、人みな烈しく攻めて之に入る。
  17. 17 されど律法の一畫の落つるよりも、天 地の過ぎ往くは易し。
  18. 18 凡てその妻を出して、他に娶る者は、姦淫を行ふなり。また夫より出されたる女を娶る者も、姦淫を行ふなり。
  19. 19 或 富める人あり、紫色の衣と細布とを著て、日々 奢り樂しめり。
  20. 20 又ラザロといふ貧しき者あり、腫物にて腫れただれ、富める人の門に置かれ、
  21. 21 その食卓より落つる物にて飽かんと思ふ。而して犬ども來りて其の腫物を舐れり。
  22. 22 遂にこの貧しきもの死に、御使たちに携へられてアブラハムの懷裏に入れり。富める人もまた死にて葬られしが、
  23. 23 黄泉にて苦惱の中より目を擧げて、遙にアブラハムと其の懷裏にをるラザロとを見る。
  24. 24 乃ち呼びて言ふ「父アブラハムよ、我を憐みて、ラザロを遣し、その指の先を水に浸して我が舌を冷させ給へ、我はこの焔のなかに悶ゆるなり」
  25. 25 アブラハム言ふ「子よ、憶へ、なんぢは生ける間なんぢの善き物を受け、ラザロは惡しき物を受けたり。今ここにて彼は慰められ、汝は悶ゆるなり。
  26. 26 然のみならず、此處より汝らに渡り往かんとすとも得ず、其處より我らに來り得ぬために、我らと汝らとの間に大なる淵 定めおかれたり」
  27. 27 富める人また言ふ「さらば父よ、願はくは我が父の家にラザロを遣したまへ。
  28. 28 我に五 人の兄弟あり、この苦痛のところに來らぬよう、彼らに證せしめ給へ」
  29. 29 アブラハム言ふ「彼らにはモーセと預言者とあり、之に聽くべし」
  30. 30 富める人いふ「いな、父アブラハムよ、もし死人の中より彼らに往く者あらば、悔改めん」
  31. 31 アブラハム言ふ「もしモーセと預言者とに聽かずば、たとひ死人の中より甦へる者ありとも、其の勸を納れざるべし」』

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